2025-01-08
ClineとDeepSeek-V3を知る - 1
Cline
deepseek
はてブやXで話題になっており、どうやらClineというVSCode拡張とdeepseekというコスパが高いモデルがすごいらしい。
Clineはフォーク版もたくさんあるらしく、その理由としてソースコードが比較的短くてTypeScriptで書かれているため、理解しやすく、拡張しやすいということが上記ブログで挙げられている。
最近気になっていたClaude発のMCPというプロトコルやAIエージェントなどのキャッチアップも兼ねて、Clineのソースコードを読み解いていきたいと思う。
Clineのソースコードを読む
何はともあれREADME.md
から読んでみる。
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OpenRouter
- 複数のモデルを1つのAPIキーで利用できるようにするプロバイダ
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ClineはCLIとエディタを使用できるAIアシスタント
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AnthropicのClaude 3.5 Sonnetのエージェントコーディング機能で実現されている
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できること
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ファイルの作成・編集
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大規模プロジェクトの調査
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ブラウザの使用
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ターミナルコマンドの実行(許可後)
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MCP(Model Context Protocol)を使って独自機能を拡張できる
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自律AIスクリプトは従来、サンドボックス環境で実行されるが、Clineはすべてのファイル変更とターミナル コマンドを承認するための人間参加型GUIを提供している
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ヘッドレスブラウザーでWebサイトを開き、操作を行うことでランタイムエラーやバグを修正できる
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様々なAPI,モデルが使用できる
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Ollamaによるローカルモデルも使える
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API使用コストも確認できる
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ターミナルでコマンドを実行する
- 開発サーバなど長時間実行されるプロセスの場合は、"Proceed While Running"ボタンを使用することでコマンドがバックグラウンドで実行されている間にClineがタスクを実行できるようにする
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ブラウザを使用
- Claude 3.5 Sonnetの新しいComputer use機能により実現
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ツールの追加
- MCPのおかげでカスタムツールを通して拡張できるようになった
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コンテキストの追加